まずはマンガで知ってみよう… |
こっちはウソなし…
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夢をかなえる方法って知ってますか? それは,夢を書き出すことです。
ぼんやりと思っているだけの夢が,実際に書き出すことではっきりとした目標になります。書き出した夢を目に付くところに置いておけば,潜在意識に刷り込まれていきます。意識的に夢を確認するようになると,夢をかなえるためのきっかけを見逃さなくなったり,自分でそのきっかけを作るようになったりするのです。
ダイエットを題材に考えてみましょう。ダイエットをするぞ!と思っている人は多いけれど,そう思っているだけでは,たいてい何もしないものです。ここで,「今年の目標は60kgを切ること」と,目標をはっきりさせると,現在の体重を確認するようになったり,置いてある夢を見るたびに経過を確認したりします。
この考え方は,夢だけではなくプロジェクトの管理でも同じなんです。
プロジェクトの進捗管理は,マネージャーが遅れていないことをチェックするためだけでなく,作業をしている人自身が,今どのような状態であるかを確認するためにもあるのです。プロジェクトのメンバーが,現在どこまで進んでいるのか,いつまでにやればいいのか,次はどんな作業をしたらいいのか,ほかの人たちはどのような状態か---などを知ることで,プロジェクトが成功へと向かうのです。
ここで大事なのが,プロジェクトの進捗状態を,誰が見てもすぐ分かるようにしておくこと。そこで登場するのがガントチャートなのです。
作業の進捗を管理する表のこと!
ガントチャートは,1910年代に,アメリカ人の機械工学者であり経営コンサルタントでもあったヘンリー・ガント氏が考案したものです。ガントチャートの縦軸には,作業(タスク,アクティビティ)や資源(リソース)を並べます。横軸には期間(時間)を取り,各作業や資源の所要期間を,それに比例した長さの横棒で示します。
もともとガントチャートは,第一次世界大戦中に,造船の進捗を見やすくするためにガントが利用したものです。これが見た目の分かりやすさや,進捗管理のしやすさから注目を浴び,土木,建築,製造業など,さまざまな業界で広く利用されるようになりました。日本ではガントチャートのことを「線表」と呼ぶこともあります。
IT業界でも,ガントチャートは広く利用されています。例えば,あるプログラム開発プロジェクトのガントチャートは下の図のようになります。
「へー,これがガントチャートって言うものか」
「確かに,これなら誰が見てもわかるな……お前が遅れているってことか」
「ヒャッハー! こいつはまいった!」
なんてことにならないよう気をつけたいところですね。
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